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アニ散歩 File No.43

三軒茶屋のDEEP気絶な屋台呑みとは?

「ぶんた」

公開日:

今回取材に訪れたお店

ぶんた

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三軒茶屋のDEEP気絶な屋台呑みとは?

古き良き昭和が残る三軒茶屋の三角地帯は、現存している昭和遺産だ。しかし俺が目指しているのはここではない。

三軒茶屋のDEEP気絶な屋台呑みとは?

かなり冷え込む今日は、昭和な銭湯でアニ風呂をキメたいところだが「赤星」を求め散歩はつづく。自動販売機もビンテージだ。

三軒茶屋のDEEP気絶な屋台呑みとは?

たどり着いたのは世田谷郵便局近くの「ぶんた」。まるでここだけが昭和にワープしたかのような奇跡の屋台だ。ベージュのM65ジャケットはポケットが多く手ぶらの散歩には欠かせない。

三軒茶屋のDEEP気絶な屋台呑みとは?

足元はパラブーツのシャンボードだ。どこまで歩いても快適なビンテージのデカタグモデルは足に馴染んだ相棒。

三軒茶屋のDEEP気絶な屋台呑みとは?

お気に入りのアウターを着て、少し寒いくらいが気持ちよく酔えるもの。ここで飲む「赤星」はいつもより昭和なのどごしだ。

三軒茶屋のDEEP気絶な屋台呑みとは?

おでん、焼き鳥になんと広島のお好み焼きもある。

三軒茶屋のDEEP気絶な屋台呑みとは?

まずは冬の屋台で、おでん。最&高すぎるし、ここが世田谷とは思えない。

三軒茶屋のDEEP気絶な屋台呑みとは?

わぶ、たまご、厚揚げっしょ!こりゃあ〜あったまる。

三軒茶屋のDEEP気絶な屋台呑みとは?

ウマすぎる!おでん気絶 ・・・・屋台昇天!何か愛を感じるぞ。人の温もりというか。屋台グルーブがパねえ。

三軒茶屋のDEEP気絶な屋台呑みとは?

いつも温かく迎えてくれるヤスコさん。時には朝までこの屋台を一人で営業している。焼き鳥への塩のかけっぷりが素敵だ。

三軒茶屋のDEEP気絶な屋台呑みとは?

皮、豚トロ、レバーを塩で。胡麻油に少しつけて食べるのがぶんたスタイルだ。

三軒茶屋のDEEP気絶な屋台呑みとは?

強烈にウマすぎる!ヤスコ気絶・・・・ぶんた万歳!やはり料理は人柄だ。焼き加減に生き様が出ている。

三軒茶屋のDEEP気絶な屋台呑みとは?

カウンターに数人座れば満席の昭和な異空間。ある時は、ここで常連のTさんがギターを弾き俺が歌ったこともある。

三軒茶屋のDEEP気絶な屋台呑みとは?

広島の血が流れている俺にとって、お好み焼きと言えば広島焼きがデフォルトだ。屋台で鉄板まであるなんて、ここは中洲か?ヤスコさんが愛情を込めて目の前で焼いてくれる。

三軒茶屋のDEEP気絶な屋台呑みとは?

いつも鉄板からヘラで直接食べるのがアニスタイルだが、ここでは少し無理がありそうだ。

三軒茶屋のDEEP気絶な屋台呑みとは?

しかし箸で食べたくないので、特別に皿からヘラで食らうんじゃ!これがうまいからのう〜わしはそば入りじゃが、吉川晃司さんはうどんらしいのう。おっと興奮してつい広島弁が。しかしこれもウマすぎる。お好み焼気絶 ・・・・カープ昇天!

三軒茶屋のDEEP気絶な屋台呑みとは?

ヤスコさんが「ぶんた」を初めて今年で10年になる。それまでは別の方のテイクアウト焼き鳥店だったが、たった1人で飲める屋台スタイルに変えたのだ。さらに衝撃の事実が?なんと常連にサッポロビール社員のアンドウさんという方がいて、それが縁で「赤星」を置いているとのこと。今は北海道に帰っているアンドウさん、アニがとうございます。

三軒茶屋のDEEP気絶な屋台呑みとは?

やはり人生は人の縁だ。一度きりの人生で誰に出会い、誰に感謝し、誰と一献するか。アンドウさんが常連でなければ、ヤスコさんにも出会えなかった。最後に店名の由来を聞いて俺は泣きそうになった。「ぶんた」とはヤスコさんの愛犬の名前で今は天国で安らかに眠っている。10年前に一生懸命この店をつづけるよう、そう名づけたのだ。フレンチブルドッグの「ぶんた」に献杯。そして三軒茶屋の夜は更けていった・・・・・。

三軒茶屋のDEEP気絶な屋台呑みとは?

アルファ社のM65フィールドジャケット。アメリカ軍仕様モデルはカーキか迷彩だが、これは軍納品ではなく一般的に販売されていたベージュ。サファリジャケットのような感覚が今新鮮だ。MADE IN USAのデッドストックは古着屋で探せば安価で手に入る。

Text:Eiji Katano
Photo:Shimpei Suzuki

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