散歩する時は、なんといってもラバーソールの靴。クラークスのデザートブーツは、天然ゴムのクレープソールが心地良いクッションになり超ラクチンなのだ。スウェードでシンプルなデザインも飽きがこない永遠の定番だ。
かすかな春を感じる今日この頃、暖かくなってきた昼間は外飲みしたいってことで向かったのは俺の愛する高円寺。昭和な商店街をまずはブラアニキしてみることにした。
この街は俺の大好きな古着屋と大衆酒場が多い。洋服と昭和文化をダブルで感じることができるのだ。
高架下は飲み屋と古本屋がありカオスな昭和を感じ。
駅前からしばらく歩くと「大将 2号店」の大量の赤いビールケースが見えてくる。
外飲み気持ちいいなあ~まずはいつもの「赤星」を注ぎ
一気に流し込む昼下がり……幸せだ。外で飲むこいつは格別に美味い。
高円寺のランドマーク「大将」では、何といっても焼き鳥。
ここでは焼く煙と香りがつまみになってしまう。
マイ・スタンダードな、とり皮タレとボンジリ塩を注文。
焼き鳥が焼ける前の一皿は、いつも頼むマカロニサラダ。
強烈に美味いアニキゼツ……昇天!ダンナこれマジで美味いすよ。「大将」は駅前の1号店が有名で高円寺に3店舗構えている。マカロニサラダは各店舗で微妙に異なり、ニンニクの効いた2号店のものが気絶級だ。
俺のボンジリちゃん、もうボンジリって名前だけでエロすぎる。
相変わらず美味い。ここは道路に面しているので、学校帰りの小学生や買い物中のおばちゃんが通る風景もローカル感があり楽しめる。
皮タレ最高っしょ?
プリップリで何度も言うが強烈に美味いアニキゼツ……昇天PART2!!外飲み最高!!
やっぱりウインナーは赤くなくっちゃね。
ガキの頃から俺は、こいつだった。オカンがお弁当に入れてくれたのと同じ。今日はタコ型じゃないけどそれでもいいのだ。
2号店の魅力は、1号店の3倍くらいある広い外飲みスペースだ。まだ外飲みが肌寒いと感じる女子、安心してください。中にはカウンター席もあり鍋もおすすめのひとつ。
この2号店は人材不足のため10か月間休業していて昨年の11月から復活した。高円寺で古着屋巡りをする度に、ずっとこの復活を待ち望んでいたのだ。
さてほろ酔い気分になったとこで、さっきの古着屋で気になったモノをもう一度見に行くかな。古着は一期一会で同じものはひとつとない。酔った勢いの感覚で買ったものの方が、じっくり考えて買ったものより後々長く着ていることもある。
Don’t Think FEEEEEEEEEEEEEEEEEL!
ブルース・リーの名言を呟きながら、俺は古着屋がある高円寺の路地裏へ戻っていった。
クラークスのデザートブーツ。イギリスで生まれたクレープソールの名品。歩きやすい上に、ややゆるめのフィット感で上品さもある。デニムはもちろんスウェットからウールのパンツまで、どんなパンツにも合う。最初の一足は、やっぱり王道のクラークスがおすすめなのだ。
Text:Eiji Katano
Photo:Kou Maizawa