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アニ散歩 File No.45

銀座でまんぷく気絶したクラシックな中華そばとは?

「萬福」

公開日:

クラシックな服は、トレンドに左右されないだけでなく、まず飽きがこない。何年も愛用して年齢を重ねてもその時の自分に合うモノが多い。黒いタートルネックのニットもその一つだ。そして東京生まれの俺にとって、子供の頃から慣れ親しんだ中華そばも同じようなもの。

銀座でまんぷく気絶したクラシックな中華そばとは?

ノスタルジックな中華そばを求め銀座をブラブラしてみる。

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路地裏を一本入れば、そこは今も昭和のままだ。

銀座でまんぷく気絶したクラシックな中華そばとは?

黒いタートルはチャコールグレイのスーツでシックに着こなすのも悪くない。英国の老舗ブランドのジョン スメドレーで銀座の老舗中華そばを食らう昼下がり。

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ネクタイをしないスーツスタイルにはオールデンのプレーントゥと決めている。英国ニットに足元は米国っていうのがアニスタイル。

銀座でまんぷく気絶したクラシックな中華そばとは?

創業1926年の「萬福」の店内は昭和グルーブがパネえ。創業当時の店を再現し改築されているが、勝手にアニ遺産と認定した。いつものこいつで、まずはギョービーから。つまり最&高な、ぷはっ!ということ。

銀座でまんぷく気絶したクラシックな中華そばとは?

美しい佇まいだ。ルックスだけで間違いなく気絶オーラを発している。

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最初にお酢と胡椒で食らうのがアニギョーの流儀だ。

銀座でまんぷく気絶したクラシックな中華そばとは?

強烈にウマすぎる。モチモチの絶妙な焼き加減の皮と、しっかりとしたジューシーな餡が俺を気絶の向こう側へ誘う。

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次に醤油にお酢と少しのラー油で食らう。これもウマすぎるじゃないか!同じ餃子でもしっかりと餡に仕込みがされているためどっちもW気絶ということ。

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「萬福」の中華そばがこれだ。黄色い三角の玉子焼きとメンマ、ナルト、ほうれん草、チャーシューとシンプルの極みだ。余計なものはいらない。王道でいいのだ。

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真上からみつめてみる。う〜ん、美しい。これが正しい東京の中華そばだ。このままずっとみつめていたい気持ちを抑え、一気に食らう。

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たまらない。麺を持ち上げただけでスープの香りが俺をさらに興奮させる。ついにその瞬間が。

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これだ!この味だ!懐かしのウマすぎノスタルジック気絶・・・・・昭和から大正昇天!ちなみに「萬福」は正確には大正時代に屋台でスタートしている。

銀座でまんぷく気絶したクラシックな中華そばとは?

スープまで全て飲み干すのがアニスタイル。現代的な一度食べたら忘れないインパクト重視のラーメンも悪くないが、こんなクラシックな中華そばこそ心まで癒し、落ち着かせてくれる至福の一杯と言える。

銀座でまんぷく気絶したクラシックな中華そばとは?

「萬福」には中華そば、餃子だけでなくレバニラ炒めなど街の中華とも言えるメニューが豊富だ。その中でもこいつを忘れてはいけない。絶品ポークライスだ。その昔、中華と洋食を揃えた西支料理というスタイルの店が多かった。「萬福」も創業時はそのスタイルだったが徐々に中華メインとなっていたのだ。そんな歴史を感じさせる一品がこのケチャップ味のチャーハンだ。

銀座でまんぷく気絶したクラシックな中華そばとは?

はじめて味わう衝撃のウマさでポーク気絶・・・・ライス昇天!濃厚な味付けでいくらでも食べれそうだ。玉ねぎの甘みとパラっとしながらもしっとりした洋食と中華の幸せなミクスチャーハンが止まらない。

銀座でまんぷく気絶したクラシックな中華そばとは?

これは間違いないと、気がつくと追加でチャーハンも食らっていた。

銀座でまんぷく気絶したクラシックな中華そばとは?

俺の体中にウマいという感覚が激しい電流のように駆け巡る。しっかりとした味付けは「赤星」でチャービーするには最&高な一品。完全に「萬福」で、まんぷく気絶!

銀座でまんぷく気絶したクラシックな中華そばとは?

俺は初代の写真にも「ごちそうさまでした。」とお礼を言った。

銀座でまんぷく気絶したクラシックな中華そばとは?

三代目店主の久保英恭さんは創業者である祖父の伝統を引き継ぎ、その味を守り続けている。基本的なレシピは当時のまま変えていないらしいが、時代の流れに合わせて微調整はしているのだろう。継続させるところは忠実に、昔からの常連が満足できる味を守りながら今の時代にも合う細かい工夫こそ老舗と言えるのかもしれない。変えすぎてもいけない。昔のままでもいけない。定番服と同様にそれが本物のクラシックだと俺は思っている。

銀座でまんぷく気絶したクラシックな中華そばとは?

ジョン スメドレーのタートルネックのニット。英国の老舗で極上のメリノウールの肌触りはやみつきなる。この24ゲージウールは薄すぎず、厚すぎず絶妙のボリュームでポロニットなども愛用している。クラシックでありながらもモダンなシルエットはいつの時代も色あせない逸品と言える。

Text : Eiji Katano
Photo : Shimpei Suzuki

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