昭和なアニキが語る定番服と赤星の名店「アニ散歩」
きど藤

公開日:2018/11/06 <42本目>

高円寺の安すぎ気絶な絶品立呑みとは?

古着と酒場の街、高円寺は俺が愛してやまない街だ。サブカルの聖地でもあり、訪れる度に新しい発見がある。

中央線を降りた瞬間、そのグルーブを感じる。ある方と一緒に高円寺で飲んだ時に教えていただいた立呑み屋を目指す。

その前に駅前の大将でアニ立ちをキメ、路地裏へ。

気になっていた古着屋を巡っていると、ついつい夢中になってしまう。

中通り商店街には酒場の他に古本屋もある。気になった本があったが後にしよう。

立呑み屋は、たしかこの角を曲がったところにあった気が。かすかな記憶を頼りに路地裏へ進むと、「立呑み きど藤」がひっそりと佇んでいる。

さてと、「赤星」を飲む前に少し洋服話を。立呑みの時は、どこかキチッとしたいとなぜか思う。酔いながらも長居せずサラッとスマートな感じ。そんな時は浅草で手に入れたコットンポリエステルのこいつが最&高だ。このスーツの話を始めるとそのウンチクが止まらなくなるので、ここでは省略しておこう。

足元は素足にレッド・ウィング。長居はしないが長時間立呑みしても足が疲れないクラシックドレスシューズだ。

隣のスナックが気になって仕方ない。何かを感じる。

赤羽でよく見かける注意書きが。どんなに酔っても人に迷惑をかけてはいけないもの。酒場の基本ルールだ。

店内に入ると左右のカウンターにエリアが分かれている。ちなみに通常の営業時は常連客でライブハウスのような熱気だが撮影取材ということで営業前の状態。向かって左側奥が藤田さん、右側が木戸さん。お二人の名前から「きど藤」というわけだ。このキャパの酒場を二人だけで回している。

まずは藤田さんカウンターの方へ。

会計システムはキャッシュオンデリバリーのため、カウンターにまずお金を置く。今日は2,000円にしよう。注文の度にそこから引かれるシンプルな流れだ。「赤星」の代金は390円。安すぎるなあ〜

ツマミは100円代〜200円代の衝撃。ひとりで2,000円あれば十分ってこと。

ぷはっ!と相変わらずウマすぎる。立呑み最&高!

ハムキャベツ150円!で1気絶!シンプルな味わいでウマすぎる。金額感が、まるで駄菓子屋に通った子供時代な気分だ。

とりユッケ 250円!で2気絶!この安さでこのクオリティは驚き。全く臭みのない新鮮なとり刺しと玉子が絡みマジでウマい。

ナポリタン 140円!で3気絶!どれも一人呑みにちょうどいいサイズが嬉しい。しかし安すぎてウマすぎる。

藤田さんがムサコドリームで知られるあの立呑み屋出身という事も納得できる。

一般営業時は店内を移動することは迷惑になるが、今回は特別に木戸さんカウンターへ移動。残ったお金は持って移動する。藤田さんカウンターは刺身系で木戸さんカウンターは揚げ物系と分かれている。2本目の「赤星」を注ぐ。

価格だけでなくメニューの多さも衝撃だ。揚げ物は何にするかな。考えながら呑むだけでも楽しすぎる。

キス天ぷら 160円!で4気絶!何度も言うがこの価格で信じられないクオリティだ。近所にあったら毎日通いたい。

奥のスペースには団体向けのビールケース(P箱)テーブルコーナーがある。以前、初めて「きど藤」で呑んだ時はここで店の熱気に衝撃を受け、どう注文するかもわからなかった。カウンターであれ、テーブルであれ、呑み終わったグラスと食器はカウンターへ戻すのがルール。

藤田さんと木戸さんは同じ職場で知り合い2012年に独立し店を始めた。その当時の店は現在の半分で木戸さんカウンター側の広さのみだったのだ。藤田さんは3年後に荻窪に新店舗を出し、別々に営業していたが、昨年隣の店が空いたので高円寺に戻り、藤田さんカウンター側が拡張され今のスタイルになった。

藤田さんと木戸さんが二人揃って「きど藤」になった今、隣の「スナック りざあぶ」の事が気になったので聞いてみた。空けばさらに拡張はあるのか?すると衝撃の事実が。なんと阿波踊りとクリスマスだけ年に二回しか営業しないスナックらしい。高円寺ってすげえなあ〜とさらに気絶。

最後に大切な事なのでもう一度。長居しないでマックス45分くらい。キャッシュオンデリバリーで注文し、呑み終わったグラスと食器はきちんとカウンターに戻すべし。さてと、気になった古着があったので試着しに高円寺をブラブラしてみるかな。

スリーラバーズのキートンスーツ。知る人ぞ知る浅草の名店のオリジナル商品。レアなビンテージの他に毎月リリースされるオリジナルにはオーナーの強烈な洋服愛を感じる。興味のある方はFORZA STYLEの「アニ散歩☆浅草編」動画をご覧ください。

Text : Eiji Katano
Photo : Shimpei Suzuki

店舗情報

きど藤

[住所] 東京都杉並区高円寺北3-3-9 1F

[TEL] 03-6312-5373

[URL] https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131904/13149764/

[営業時間]

【プロフィール】

片野英児(かたのえいじ)
1968年生まれ。昭和とメンズ服飾を愛してやまない49歳。小誌編集長の干場(ほしば)がアニキと呼んだことから、いつしかアダ名がアニキに。趣味は、スナックで昭和カラオケ。呑みすぎると、歌いながら、なぜか干場と泣き合う熱き男。好きな場所は軍艦島。

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千駄木「三忠」で1年分のタコを喰らう?の巻

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湯島の老舗酒場で思いを巡らせた「岩手の4年半」

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難波「酒肴 哲」路地裏で出合った至高のおでん

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梅田「銀座屋」カオスな地下街に潜む赤星の“聖地”

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お大師様の裏手で唸る、絶品水炊きチャンコ鍋

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上板橋の下町的な雰囲気に、杯と箸が止まらない

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File No.9

  
赤羽「立ち飲み いこい」せんべろの洗礼

あのお店はなぜ時代を超えて愛されるの? お客さんが笑顔で出てくるのは・・・

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佐島に揚がる旬の魚介に、野毛再訪を決意した夜

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浅草「飯田屋」で36歳の“どぜうデビュー”

あのお店はなぜ時代を超えて愛されるの? お客さんが笑顔で出てくるのは・・・

ポテサラ酒場

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最後は自分で……混ぜて完成させるポテサラ

酒のつまみは数あれど、とりわけポテトサラダをこよなく愛すマッキー牧・・・

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猛暑の昼下がり、「魅惑の地下街」でひと休み

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変わりゆく歌舞伎町の、変わらない赤提灯

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にぎやかで穏やかな下町に見つけた「鮎の里」

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中野「らんまん」旬の肴で春を愛でた夜

あのお店はなぜ時代を超えて愛されるの? お客さんが笑顔で出てくるのは・・・

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File No.21

  
「大井町」は呑兵衛の期待を裏切らない。

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File No.20

  
蕎麦前から締めまで、流れる時間に、文句なし。

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東京の東の果てに、もつ焼きの名店がある。

団長が行く

File No.6

  
神田まつや、江戸前の老舗で愉しむ“蕎麦前”の味

なぜアノお店は時代を超えて愛されるの? お客さんが笑顔で出てくるのは・・・

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ポテサラ酒場

File No.8

  
白と赤のコントラストが美しい異色のポテサラ

酒のつまみは数あれど、とりわけポテトサラダをこよなく愛すマッキー牧・・・

100軒マラソン

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競輪で惨敗しても、大宮にはこの店がある。

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私が新宿の名酒場を遠巻きにしてきたワケ

ポテサラ酒場

File No.7

  
ジャガイモとサツマイモを使った“二刀流”ポテサラ

酒のつまみは数あれど、とりわけポテトサラダをこよなく愛すマッキー牧・・・

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幡ヶ谷のクジラに時のうつろいを思う夜

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京浜東北線には、素通りできない駅がある。

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老舗の「風情」に浸りながら肉を炙った夜

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下町エリアのやきとんは、ココを抜きには語れない

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ポテサラ酒場

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「育ちのいいラッパー」がいる一家団欒ポテサラ

酒のつまみは数あれど、とりわけポテトサラダをこよなく愛すマッキー牧・・・

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東京の東側、錦糸町には“ヤバい”店が潜んでいる

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新橋は烏森口、こんな店を知らずに来たなんて…

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File No.5

  
いもに秘密あり!インスタジェニックなポテサラ

酒のつまみは数あれど、とりわけポテトサラダをこよなく愛すマッキー牧・・・

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File No.10

  
田端駅北口、驚異の「魚河岸料理」に痺れた夜

団長が行く

File No.5

  
自由が丘「金田」で今宵、“酒学校”の生徒になる

なぜアノお店は時代を超えて愛されるの? お客さんが笑顔で出てくるのは・・・

100軒マラソン

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浅草六区、往時の賑わいを物語る“IRIBUTA”の味

100軒マラソン

File No.8

  
浅草・観音裏のカウンターで感動的な「雪辱戦」

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ポテサラ酒場

File No.4

  
パクチーとナンプラー香るオリエンタルなポテサラ

酒のつまみは数あれど、とりわけポテトサラダをこよなく愛すマッキー牧・・・

団長が行く

File No.4

  
浅草「大多福」出汁の香りに包まれる”口福”な時間

なぜアノ居酒屋は時代を超えて愛されるの? お客さんが笑顔で出てくるの・・・

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「大人の街」赤坂で思い出す、あの頃の匂い

赤坂は、懐の深い街ですな。テレビ局、大手広告会社、商社に建設、メー・・・

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食感と味に仕掛けあり!食べ飽きないポテサラ

酒のつまみは数あれど、とりわけポテトサラダをこよなく愛すマッキー牧・・・

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100軒マラソン

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料亭街の「大衆酒場」で店主の心意気に降参寸前

はなはだ唐突ではございますが、向島というのは、縁遠い街でございます・・・

団長が行く

File No.3

  
森下「山利喜」は和洋ハイブリットの煮込みで決まり

なぜアノ居酒屋は時代を超えて愛されるの? お客さんが笑顔で出てくるの・・・

ポテサラ酒場

File No.2

  
親父の「旨い!」がヒントになった名物ポテサラ

酒のつまみは数あれど、とりわけポテトサラダをこよなく愛すマッキー牧・・・

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神田の老舗、これぞ由緒正しき「東京酒場」

昔から、酒場へ行くときは、下から目線です。そう、上から目線の反対。・・・

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団長が行く

File No.2

  
赤羽「まるます家」は朝から“晩酌”ほろ酔い天国

なぜアノ居酒屋は時代を超えて愛されるの? お客さんが笑顔で出てくるの・・・

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京王線中河原「ご近所酒場」はまだ宵の口

自宅の近くに行きつけの酒場をもつのは、飲兵衛にとってはとても大事な・・・

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新宿「思い出横丁」で噛みしめるコブクロの味

野方、荻窪を巡ってきました赤星100軒マラソン。スタートしたばかりでは・・・

ポテサラ酒場

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コクが際立つ絶妙の味付け 渋谷「松濤はろう」

酒のつまみは数あれど、とりわけポテトサラダをこよなく愛すマッキー牧・・・

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File No.2

  
路地に吹く夕風は「煮込み」の薫りを纏っていた

瓶ビールをよく飲むし、私の行く店には昔ながらのラガービールが置いて・・・

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吉祥寺「いせや」では煙までもが“アテ”になる

なぜアノ居酒屋は時代を超えて愛されるの? お客さんが笑顔で出てくるの・・・

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File No.1

  
やきとん界「西の横綱」は今日も進化が止まらない

この店のビールはなぜ「赤星」なのか・・・。ある日、なじみの飲み屋で・・・

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